7月27日に、海老蔵さんの夜の部「星合世十三團」を歌舞伎座に見に行きました。15日〜18日まで休演されていたのでとても心配だったのですが、とても良い観劇体験になりました。
幕見席で見たのですが、昼の部の勸玄君との共演の「外郎売」人気が凄く、長蛇の列でチケットを入手するだけでも一苦労でした。
海老蔵さんが一人13役を勤めており、早着替えをするのですが、圧巻でした。中には「狐」の役も含まれており、とても可愛らしいです。衣装もすごく豪華で勉強になります。
最後の大詰めのプロジェクションマッピングを使った演出や、桜吹雪などとても豪華な演出があり、非常に見応えがありました(^▽^)!
題目を見て古典的な歌舞伎をイメージしていたのですが、伝統を踏まえながら新しいものを作っていく気迫のようなものを感じました。
伝統を踏まえながら新しいものと言えば、6月の三谷幸喜さん作・演出の新作歌舞伎「月光露針路日本」もとても楽しかったです!
「エカテリーナ」とか「ポチョムキン」とか役名だけでも笑ってしまうのですが、長唄や義太夫もカムチャッカと連呼したり・・・(笑)
笑いあり涙ありのエンターテイメント歌舞伎に仕上がっていました。
随所に古典的な表現が見られ、本当によく歌舞伎を勉強されて制作されたのだなという事が伝わってきます。伝統芸能でありながら、現代に生きる演劇でもあるという面白い作品でした。
8月納涼歌舞伎では、幸四郎さんと猿之助さんの「東海道中膝栗毛」が面白いとの貴重な情報があり、こちらもぜひとも見に行きたいと考えております。役名に森の石松や追分三五郎が入っているのも、神田のお店としてはとても気になります。