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紅型と南風原花織 〜沖縄の染織

 

 

  紅型や沖縄の染織を得意としている業者さんから選んでまいりました!

とても綺麗です。

 

春の創業祭でお見せした際にとても評判の良かった琉球紅型の帯です。冬の創業祭でもぜひお目にかけたいと思いました。

著名な作家さんの元で修行されている研修生さんによる紅型です。

 

 紅型を勉強されている方でも、本場の紅型宗家というべき作家さんの元で研究されている方のお品ですので、筋がとても良いです。

 

(しかし研修生という事でかなりお値打ちです!)

 

 

中には若い研修生もいるのだそうで、沖縄の染織の将来は期待できるものがあります。

 

 

 

 琉球紅型は、江戸紅型や京紅型と比べますと、沖縄の風土環境が反映されており、

色合いも独特で南国調の雰囲気があるところが素晴らしいと思います。気持ちが晴れやかになる鮮やかな色合いです!

 

 

 

 

 

 こちらは、花織の帯です。

思いがけず沖縄の染織特集のようになってしまいましたが、あまりにも綺麗だったので、南風原花織の九寸帯も揃えました! 

 

伝統工芸品に指定されている、手織のお品です。

色糸を浮き出して模様を織り上げています。綜絖花織・手花織と呼ばれる技術を図案ごとに併用しています。

 

 

織の組織に合わせて、経糸を上下させるための機能を綜絖(そうこう)と呼びますが、一般的な織物は縦糸を通す綜絖が2枚です。この2枚の綜絖を交互に上下させ、杼(ひ)で緯糸を通して反物として織り上がります。しかし、こちらの花織では花綜絖と呼ばれる8枚もの綜絖を更に追加し、順番に動かして柄を織り上げていきます。

(想像しただけで、手間のかかりそうな作業です!)

 

模様によっては、この花綜絖を15枚使うものもあるそうです。

おそらく、かなり熟練の職人さんの手によるものだと思いますが、服地のように数量は沢山生産出来ないですが、反物1反にもとんでもない技術が隠されているところが、着物の恐るべき凄いところです。

 

 

コロナの影響もあるかもしれませんが、

その問屋さんの中で、沖縄の染織が一巡してしまった感があるそうで、こちらも非常に良いお品が良いお値段で揃える事ができました。

 

 

 やはりセールですので、良いお品をなるべく10万円以下か少し飛び出るくらいで揃えたいと思って選品しております。

こういった思いがけない嬉しい出会いがあります。沢山はそろいませんが、セールをする楽しみです。

 

 

 

冬の創業祭(11月6日〜14日)に沖縄の染織もぜひ見て頂けますと幸いです!!